３１．紳士の対応 ページ33
皆が待機している部屋へ戻ると案の定先生に怒られた。
「いくら轟少年が足止めをしていたってあんなド派手にいくものじゃないよ」
とか
「もっと慎重に」
とか言われたけど、仕草がいちいち可愛くて全然
話に集中できませんでした。ごめんなさい。
先生は腰に手を当ててプリプリしてたけど、こっちは笑いそうになってプルプルしてたわ。
それに気づいた響香ちゃんが「頑張って抑えろ」と言ってきたから頑張った。
私すごい。
＊
「お疲れさん！！初めての訓練にしちゃ皆、上出来だったぜ！」
「相澤先生の後でこんな真っ当な授業.....何か拍子抜けというか......」
「真っ当な授業もまた私たちの自由さ！それじゃあ私は緑谷少年に講評を聞かせねば！
着替えて教室にお戻り！！」
「急いでるなオールマイト.....かっけぇ」
あの姿保っていられる時間ギリギリだからね。
なんて言わずに心にとめておく。
＊
着替えも終わり、教室のドアを開ける。
すると、誰かにぶつかり尻餅をついた。
「いったたた......」
強打した所をさすりながら
「ってめぇどこに目ぇつけて歩いてんだこら」
とヤンキーお決まりの台詞を私が。私が(二回目)
吐きながら上を向く。
するとそこには、
「あ"ぁ？」
超絶不機嫌な爆豪ことかっちゃんが立っていた。
あっ。やっべぇやらかした。
内心ビクビクしていたけれど、彼はあまり興味が無いのかそのまま立ち去ろうとする。
それはそれで悲しいのだけど。
「待って、かっちゃん。」
私は手を突き出した。
「立たせて」
別に自分で立てるけれど、彼に紳士の対応を教えてやろうと思って。
「.....チッ めんどくせぇ」
文句は言いながらもその手を取って立たせてくれた。
やっぱ根は優しいねキミ。
「へへ。ありがとう」
「黙れ殺すぞ」
「理不尽！！！」
私の叫びを無視して今度こそ歩き出す。
くっそぉ。スルースキル身につけやがったな。
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紫亜(プロフ) - 夢女子さん» そうですよね！！それ聞いてなんか安心しましたww (2018年10月14日 12時) (
レス) id: 5e2587481b (このIDを非表示/違反報告)
夢女子 - ヒロアカの作品なんてめっちゃあるんですから個性被りなんてよくあることだとおもいますけどねぇ…? (2018年10月12日 8時) (レス) id: fa5f2782df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫亜 | 作成日時：2018年4月15日 22時
