１９．恐ろしい子 ページ21
デク君は頑張ったが、この結果に納得出来ない者１名。
「どーいうことだ。こら！！ワケを言え。デク てめぇ！！」
爆豪勝己だ。
「うわぁぁぁ！！！」
デク君に襲いかかろうとする。
だが、それは相澤先生によって止められた。
「ぐっ...んだ この布固っ.....！！」
「炭素繊維に特殊合金の鋼線を編み込んだ『捕縛武器』だ。
ったく。何度も"個性"を使わすなよ....」
かっちゃん......
「羨ましい......！」
「え？」
驚いたような顔でこちらを見てくるお茶子ちゃん。
「ん？」
「今、羨ましいって.....」
いっけねぇ。
本音が漏れてしまったようだ。
「もしかして....((「ええっと！！彼のこ、"個性"強そうだから羨ましいって言っただけで、その........
べ、別に相澤先生の"個性"で捕縛されたかっちゃんが羨ましいとか、そんなんじゃないから！！！」
思わずお茶子ちゃんの言葉を遮ってしまったが、
きっと彼女なら分かってくれるはずだ。
「そっか！！びっくりしたよ〜」
うんうん。
「てっきり相澤先生の"個性"で捕縛された爆豪くんが羨ましいのかと思ってたよ〜！」
..............うん？
「や、やめてよ、も〜！そんなわけないじゃん！」
......なんで私が言った事、繰り返してるの！？
怖い！！！この子怖い！！！！！！
「ごめんね〜」
恐ろしい子......！！
＊
「時間がもったいない。次、準備しろ
それから、花咲。」
「なんでございましょうか！！！」
「緑谷の指、癒してやれ」
ふむ。なるほど。
私の個性で癒し、応急処置をすることによって、
リカバリーガールの治療を受けた時、デク君の負担を減らす事が出来る、という事なのだろう。
多分。
そういう事なら喜んで引き受けましょう！！
「はーい」
「返事は短く」
「うぃっす」
「はぁ。」
え、なんか、ため息つかれたんですけど！？
＊
「緑谷くん、手、出して.....」
心の中ではデク君と呼んでいたから、いざ、緑谷くんって呼ぶとものすごく違和感。
「.....あ、え？あぁ！！はい！！」
私が手を触れただけで赤くなっていく顔。
.....ピュアっピュアだな.....ほんと
「あ.....痛くない......！」
「そっか、よかった。でも、あくまで応急処置みたいなもんだから、後でちゃんと治してもらってね」
「うん...！ありがとう！」
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紫亜(プロフ) - 夢女子さん» そうですよね！！それ聞いてなんか安心しましたww (2018年10月14日 12時) (
レス) id: 5e2587481b (このIDを非表示/違反報告)
夢女子 - ヒロアカの作品なんてめっちゃあるんですから個性被りなんてよくあることだとおもいますけどねぇ…? (2018年10月12日 8時) (レス) id: fa5f2782df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫亜 | 作成日時：2018年4月15日 22時
