２５．一本の蕎麦 ページ27
「んじゃ次の英文のうち間違っているのは？」
((((普通だ))))
ヒーローを目指せる学校と言っても高校だ。
ちゃんと学生っぽい。
午前は普通の授業である。
「おらエヴィバディヘンズアップ盛り上がれー！！！」
「いえーーい！！！答えは４番！」
椅子から立ち上がり、答える。
当てられていないが、大丈夫だろう。
きっと。
「おぉ！？せーーーかいだ！！！ほんとに脳細胞復活したんだな！！！！！」
「...................うるさいです。」
私と先生のやり取りを聞いて頭にハテナを浮かべるクラスメイト達。
....知らなくていいよ。
こんな感じで無事(？)に午前の授業は終えた。
お昼は朔兄にお弁当を持たされているので食堂で食べる必要が無い。
だが、食堂の雰囲気も楽しみたい。
という事で、お弁当は食堂で食べることにする。
一人は寂しいな.......
そう思っていた時、
「前、いいか？」
顔面偏差値破壊級(良い意味で)の轟君が声をかけてくれた。
「もももももも、もちろんです！！！！」
轟君を前にして平常心でいられる奴いたら会ってみたいところだ。
ま、眩しすぎて弁当食べらんねぇ.....
弁当より轟君に目がいってしまう。
花より団子ならぬ弁当より轟だわ。
......今、自分でも何言ってんだろって思った。
「.....なんだ？」
おっと。どうやら見すぎたようだ。
「....もしかして食いたいのか？」
.....え？轟君を？(違う)
大胆なのね！！！！！
「えぇっと......」
「蕎麦、食いたいのか？」
あ、そっちか。
「くれるの？」
「ん」
彼の箸には一本の蕎麦。
一本の......。
一本かよ！！！？
かわいいな！！！！！
せっかく彼の好物をくれるというのだから貰わないわけがない。
それに彼は気づいていないが、間接キスをする事になる。
こんなラッキーな事ってあります？？
ないですよね！！！！！！！！
それと、大胆だったわ！！！！
いただきます！！！！
「....美味いか？」
うん。
正直一本だけじゃ、全然味わかんないけど、
これは
「(別の意味で)すっごく美味しい！！」
「そうか」
あ。嬉しそう
かわいいな！！！！！(２回目)
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紫亜(プロフ) - 夢女子さん» そうですよね！！それ聞いてなんか安心しましたww (2018年10月14日 12時) (
レス) id: 5e2587481b (このIDを非表示/違反報告)
夢女子 - ヒロアカの作品なんてめっちゃあるんですから個性被りなんてよくあることだとおもいますけどねぇ…? (2018年10月12日 8時) (レス) id: fa5f2782df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫亜 | 作成日時：2018年4月15日 22時
