片思い？ or 両思い？ (ページ3)

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音楽番組の収録が終わり、みんなで楽屋に戻った。

廉「優太、この後暇？」
岸「あー、この後ちょっと予定あるんだよね。どうかした？」
廉「ううん、何でもない」
岸「そう？」

廉と岸くんの会話を横目で聞いた。

廉、岸くんとご飯に行きたかったのかな。

岸「じゃ、おつかれ～」
海「お疲れ様！」
神「おつかれ～」
廉「おつ～」

廉は、岸くんの背中を悲しそうに見つめていた。

紫「廉」
廉「あ、紫耀…」

振り向いた廉は、まだ悲しそうな顔をしていて

これで確信した。

廉は岸くんのことが好きだと。

ショックな気持ちと同時に

俺だったら、そんな気持ちにさせないのにと思った。

紫「俺とで良ければ、ご飯行こっか」
廉「ええの？」
紫「良いから誘ってんの。それに、廉の相談相手になってあげるよ」
廉「相談相手って？」
紫「岸くんのこと」

小声でそう言うと、

廉は目を大きく見開いた。

廉「何で知ってるん？」
紫「バレバレだよ。何年、廉と一緒にいたと思ってんの？」
廉「そうやな…」
紫「で、行く？」
廉「行く。相談、乗ってほしい」
紫「了解。焼肉で良い？」
廉「おん」

俺は廉の相談に乗るため、ご飯に行った。

岸くんの話を聞いたりするのは辛いかもだけど、

やっぱり好きな人には幸せになって欲しい。

もし、廉と岸くんが付き合う事になっても

俺はちゃんとお祝いする。

この気持ちも捨てれるか分からないけど、

捨てれるように努力するから、

今だけは好きでいさせて、廉。