ドヨルのシェアハウス《 JW 》

＃２９ ページ29

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“ 入るで〜 ” って言いながらドアを開けて部屋に入ってきたのは神ちゃん。







智洋「A〜、朝やで〜、起きてや〜。



今日は朝からみんなで撮影あるから寝坊したらあかんで〜。」







A「か、神ちゃ…っ、おはよう〜…。」







智洋「お。起きてたんやな。…ど、どうしたん？」







心配そうに眉を八の字にして私の顔を覗き込む。







A「嫌やあ〜、顔近くで見たらあかん〜。汚い〜…。」







布団を引っ張って目の下まで顔を隠す。







そしたら目をパチパチさせて首を傾げた神ちゃん。






A「 “ アレ ” やねん…。」







そういえばやっとピンときた表情になった。







智洋「まあ…、あれやな。うん。女の子は大変やな…毎月毎月…。」







そう言って頭をなでなでしてくれる。







“ Aって確か薬飲むん嫌がったよな〜 ” とか



“ 俺の姉ちゃんとか妹も辛そうやったわ〜 " とか



話してる間もずっと撫でてくれた。







A「ごめ…、もうそろそろ行かなあかんやんな。もう大丈夫、ありがと…！」







智洋「よしっ、じゃあ着替えたら降りてきてな！もうみんな多分下におると思うから！」







A「うん…っ！」

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