GHS小児科病棟2~DREAMERS~

19話 ページ19

【亜嵐サイド】

伊野尾先生が出ていった後、部屋の中はなんとなく微妙な空気になった。




玲於と隼は心配そうに涼太を見つめたまま。




一方涼太は体調不良を俺らにまで隠してたのを責められるとでも思っているのか布団をかぶって顔を半分ほど隠してる。




とりあえず自分のベッドから出て、涼太のベッド腰掛ける。




「涼太」




俺が名前を呼ぶと、ちょっとウルウルした目でこちらを見た。




「俺らにも体調悪いの言えなかった？」




涼太「‥‥‥‥‥ごめん」




はぁ‥‥‥‥こいついっつも自分一人で頑張ろうとするんだ。




これ以上なにか言っても涼太にとっては辛いのかなと思って、無理するなよとだけ声をかけ、頭をわしゃわしゃって撫でて自分のベッドに戻ろうとした。




ギュッ‥‥！




え？？

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