チェリー ▽オーダー ページ10
.
とある晴れた日の昼、幼馴染と待ち合わせをしている近所の公園に向かう。
その幼馴染とは幼稚園で出会い、お互いも、お互いの親同士も仲が良いため中学生になった今でも度々遊んでいる。
といっても、学校が同じとはいえクラスも違いテスト期間が続いたため会うのは2週間ぶり。おまけに彼は今大活躍中の雷門イレブンの一員。とても忙しいはず
今日は何をして遊ぼうかと考えると心が踊る
角を曲がり公園が見えると、既に到着してブランコを漕いでいる幼馴染が見えた。
私はいつかの誕生日にくれたお揃いのネコミミ帽子を被り直し、走り出した
「マックスー!」
声をかけながら駆け寄ると、お揃いのネコミミ帽子が心做しか少しピクっと反応した気がする。そして、ゆっくりとスマホから顔を上げ手を振ってくれる
「久しぶり!ごめん待たせた?」
「大丈夫だよ〜今来たところ!」
そういいながらブランコを漕ぎ始めたので、隣のブランコに腰をおろす。
「この公園、変わらないよな〜」
「本当だね〜 幼稚園児のときからずっとここで待ち合わせだね?」
「だよね〜。」
二人の間にのほほんとした空気が流れる。少しの会話でもマックスとなら楽しいな〜
「今日はどうする?最近できたゲームセンター行ってもいいけど、ちょっと遠いかな」
「うーん、もう少しこうしてない?Aとこうやってのんびり話す楽しいし」
「もちろん!じゃあもうちょっと話そう!」
それからは学校の話、サッカー部の話や最近発売されたゲームの話、家族の話など時間を忘れてたくさん話した。
「それでね!半田が!」
「えぇ!本当?あはは!」
〜♪
「「えっ」」
5時のチャイムが町内放送で響き渡る
気づけば空は夕焼けに染まり、烏がないていた
「ふ〜、たくさん喋ったね。退屈じゃなかった?」
「全然!Aこそ退屈じゃなかった?たくさん話聞いてもらったし」
「だいじょうぶ。それに、マックスといたら退屈なんてしないし」
「そっ、それならよかった…!」
突然顔を逸らしたマックスの横顔が赤く染った気がした。
もしかして…照れてる?
そう思うとこっちまで顔が赤くなった気がした
「…か、かえろうか」
「う、うん!もう日が沈んじゃうし」
顔を合わせていないが同時に立ち上がった私達は公園の出口に向かう
「今日はありがとう。楽しかった!」
「僕の方こそありがとう!じゃあ」
「「またね」」
最後に揃った声にお互い顔を合わせ微笑んだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 31人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紅(プロフ) - リクで松野空介君、猫が大好きで動物は可愛い、夢主の猫耳帽子。さくらんぼです！お願いします！ (2019年1月30日 22時) (
レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 伊達 猫メガネさん» はい、男主は生まれた頃引き取られた嘘が嫌いクールなツンデレです。お願いします (2019年1月16日 19時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 伊達 猫メガネさん» ありがとうございます！次は八神玲名、男主は生まれた頃明神家に引き取られた嘘が嫌いクールなツンデレ雷門中に居る男主のリンゴが好きエイリア学園のジェネシスが倒した後、星二郎を庇ってヒロト君が倒れ話したウルビダと双子の姉弟だった お願いします！ (2019年1月16日 16時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - リクで風丸くん、苺が好き (2019年1月15日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：だてこ | 作成日時：2019年1月15日 18時
