イチジク ページ37
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「さいっあくだぁ」
本日何度目かもわからない溜息をつき、洗面台の前で項垂れる
鏡に写る私の顔には
思春期男女の敵 ニキビができていた
スキンケアは充分にしてたはずなのに。
朝から額を押え騒ぎ回っている私に両親は呆れ返っている
「なにしてるの、遅れるわよ!」
「ううぅ、行きたくないっ!!」
玄関の姿見の前でも立ち止まる
前まではニキビができてもあまり気にしていなかったのだが、今は状況が違う だって…
「こら!!!」
「ひっ!!いってきます!!」
とうとう怒鳴られてしまい慌てて家を飛び出す
腕時計はいつもより10分も遅い時間を指しており 私はおでこを押えつつ 学校へ走った
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「それで今日は少し暗いのね」
「うぅ、秋ぃ どうしようぅ」
休み時間
元気がないからと心配して私の席へと来てくれた親友の秋だが、理由を知ると呆れたように腕を組む
「クラスが違うくたって部活あるし 嫌でも顔合わせちゃう!」
「重症ね…」
それは私の気持ちなのかニキビのことなのか
多分前者だろうが、呆れ半分心配半分で私の顔を覗き込む彼女に申し訳なくなってくる
「しかもそれ、思いニキビね」
「思いニキビ…?」
「そう、ニキビ占いって言うのがあってね」
彼女が言うには 顔にできるニキビの位置で恋愛的な占いができるのだそう。そして、おでこは 片思いの 思いニキビだそうだ____
「大当たりね」
「嬉しくない〜!!」
ま、振られニキビよりはいいか と一瞬落ち着いたものの やはりおでこにできた奴が気になって仕方ない
「そうだ、今日だけ前髪で隠しましょ!その変わり明日明後日の休みは前髪あげること!じゃないと悪化するかもしれないし」
「でも、上手く隠れるかな…?」
「ふふ、私に任せて」
そういうと秋は自分のカバンから櫛とピンを取り出し、私の前髪を弄り始めた
「どう?鏡みてみて!」
「わぁ 隠れてる…!!ありがとうう!!」
予想以上に綺麗に隠れていて感動する
思わず秋に抱きつこうとすると 崩れるわよ!! と引き離された
さすが 秋ママ
いろいろ不安もあるが そこは前髪を信じて過ごすしかない
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美紅(プロフ) - リクで松野空介君、猫が大好きで動物は可愛い、夢主の猫耳帽子。さくらんぼです！お願いします！ (2019年1月30日 22時) (
レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 伊達 猫メガネさん» はい、男主は生まれた頃引き取られた嘘が嫌いクールなツンデレです。お願いします (2019年1月16日 19時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 伊達 猫メガネさん» ありがとうございます！次は八神玲名、男主は生まれた頃明神家に引き取られた嘘が嫌いクールなツンデレ雷門中に居る男主のリンゴが好きエイリア学園のジェネシスが倒した後、星二郎を庇ってヒロト君が倒れ話したウルビダと双子の姉弟だった お願いします！ (2019年1月16日 16時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - リクで風丸くん、苺が好き (2019年1月15日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だてこ | 作成日時：2019年1月15日 18時
