2杯 ページ40
.
「がんばれー!!」
「ニッポンかましたれ!」
数週間後
あれからリカの友達の塔子も私が加わることを歓迎してくれて 3人で日本代表の応援にきた
「今日は初戦 対オーストラリア!まずはここで勝って次に繋げないとな!」
「すごい熱気… さすが世界大会」
チケットの競争率も半端ないが リカの強運によって見事当選したのだ
.
席につき 入場してきたメンバーに声援を送っていると 面識のある何人かはリカと塔子に気づいたらしく、手を振ってくれていた
そしてしばらくして試合開始
私はルールをほぼ知らないが、高レベルの戦いは観ていて楽しい
前半は苦戦しているようだった日本だが、後半は解決策を見つけたのか順調に点をとっている
暑さで倒れる選手も出て、そのたびに心配になる
結構ハードなんだな、サッカーって
最初はルールがわからず楽しめるかも微妙だったが、熱い展開に見入ってしまい 気づいたら試合終了のホイッスルが鳴っていた
「よっしゃー!!初戦突破や!!」
「あいつらまた強くなったな!!」
「おめでとう〜!」
3人で抱き合い喜ぶ
「Aどうやった?なかなかおもろいやろ」
「面白かった!連れてきてくれてありがと2人とも」
「いえいえ。よかったらまた行こうよ、チケット手分けしてさ」
選手が整列し礼をしたあと、監督の前に集まったのをみてひとまず座る
このあと挨拶で客席の前を回ってくるまでは会場に残るのだろう
「ほんでA、おったか?気になった人」
リカがニヤニヤと肩を寄せてくる
「はぁ、またリカはそうやって恋愛に繋げるんだから」
「いやいや!こんなにぎょうさん男がおったら1人くらいはおるやろ!な?!」
期待を込めた顔で肩を続いてくるリカと、それを宥めている塔子
「うーん、まあ、おらんくはない」
「まじかよ!」
「ほんま?!だれや!Aはどんなタイプが好きなんや、なんなら紹介したるで!」
「まあ、強いて言うなら やけど」
「「うんうん」」
私は1度ベンチに目を向け、また戻す
「あの監督やなぁ。菫色の髪ので、今話しとる」
「「……」」
2人の目が点になっている
「ま、気になったっていうよりタイプってだけや!ほら、挨拶回り始まったで〜」
「たしか久遠監督って娘持ちやで」
「いや、でもシングルっぽいしいけるんじゃないか…?」
フィールドに向き直ったAを他所に 2人がこんな会話をしていたことは全く知らなかった
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 31人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紅(プロフ) - リクで松野空介君、猫が大好きで動物は可愛い、夢主の猫耳帽子。さくらんぼです！お願いします！ (2019年1月30日 22時) (
レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 伊達 猫メガネさん» はい、男主は生まれた頃引き取られた嘘が嫌いクールなツンデレです。お願いします (2019年1月16日 19時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 伊達 猫メガネさん» ありがとうございます！次は八神玲名、男主は生まれた頃明神家に引き取られた嘘が嫌いクールなツンデレ雷門中に居る男主のリンゴが好きエイリア学園のジェネシスが倒した後、星二郎を庇ってヒロト君が倒れ話したウルビダと双子の姉弟だった お願いします！ (2019年1月16日 16時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - リクで風丸くん、苺が好き (2019年1月15日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：だてこ | 作成日時：2019年1月15日 18時
