グレープフルーツ ページ16
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「好きなんだ、君のことが」
「ごめんなさいっ、私 好きな人がいて」
「っ! それでも…!」
走り去っていく女の子
取り残された男の子はしゃがみこみ俯いている
傍から見たら 少女漫画のような甘酸っぱい青春の1ページ
でも私にとっては今すぐ消し去りたい最悪な瞬間だ
なぜなら、振られてしゃがみこんでいる彼は私の好きな人だから……
彼は中学生の頃にサッカーの日本代表に選ばれ世界一になった経歴のあるスーパーボーイ
私が彼と出会ったのは高校に入って席が隣になってから。
スポーツには疎く、サッカー部だということは知っていたが 友人に彼が有名選手だと聞くまで気づきもしなかった
それから彼と話していくうちに沢山の魅力に気づいた
そして、自分でも驚くほど惹かれていった
そして今 2年生の冬
進学を目指す私と彼は2年間同じクラスで来年も同じクラスになることが決まっている
席が近くなることも、委員会が同じということもあって彼の1番仲のいい女友達枠に自己満足していたが やはりその先を望んでしまう
でもなかなか勇気が出ず モタモタしている間に こんなシーンに居合わせてしまった
彼があの子に惹かれているのは知っていた。
隣のクラスの大人しい女の子
でも彼女は3年のバスケ部のイケメンエースな先輩が好きで、その関係は上手くいっているという噂がある
女子の噂は回るのが早く、その噂を知っている私は彼からあの子のことを聞かれた時 本当に戸惑った
そして応援してしまった
彼の笑っている顔が1番好きだら というのもある。だけど、心のどこかで
上手くいっているなら、振られて諦めほしい
なんて酷いことも考えてしまった
それから彼はなんとか彼女と近づいていった。
傍で見守るのは辛かったが、嬉しそうに報告してくれる彼をみるとこっちまで嬉しくなった
__そろそろ告白しようと思う
少し焦った彼にそう告げられたのは先週 カフェで勉強会という名の作戦会議をしていた時。
女子の間では あの子の好きな先輩がスポーツ推薦で東京の大学に行くのが決まり、あの子に卒業前に告白しようとしている という噂が回ってきた
その噂を彼も聞いたのだろう。
ここまで来たら反対するわけにはいかず、私は後押しをした。
そして今日
放課後にゴミ出しを任され校舎裏のゴミおきばまで来た私はあの子と2人で温室の裏に行く彼の跡を追ってきてしまったのだ
「A?」
「へ、あ、あ…ヒロト…」
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美紅(プロフ) - リクで松野空介君、猫が大好きで動物は可愛い、夢主の猫耳帽子。さくらんぼです！お願いします！ (2019年1月30日 22時) (
レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 伊達 猫メガネさん» はい、男主は生まれた頃引き取られた嘘が嫌いクールなツンデレです。お願いします (2019年1月16日 19時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 伊達 猫メガネさん» ありがとうございます！次は八神玲名、男主は生まれた頃明神家に引き取られた嘘が嫌いクールなツンデレ雷門中に居る男主のリンゴが好きエイリア学園のジェネシスが倒した後、星二郎を庇ってヒロト君が倒れ話したウルビダと双子の姉弟だった お願いします！ (2019年1月16日 16時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - リクで風丸くん、苺が好き (2019年1月15日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だてこ | 作成日時：2019年1月15日 18時
