隣人は平野くん

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｢いらっしゃいませ〜!!こちらのお席どうぞ〜｣


((お姉さん注文いいですか〜))


｢少々お待ちください!!｣




月末の金曜日の居酒屋が混むのは分かってるけど




新宿店広くない？？？混みすぎじゃない？？？




((Aちゃん今日何件か予約入ってるから確認しといてね!!))



｢はい!!｣




予約帳には今日の予約が3件ほど入ってて


直近は18:30岸様。個室希望か、、




もうすぐ来るかな。個室確認行かなきゃ





ｶﾞﾗｶﾞﾗ



｢いらっしゃいませ!!｣




｢あ、予約してた岸です。｣



え、




｢お待ちしておりました。個室のご用意致しますので少々お待ち頂けますか？？｣




永瀬「あれって」




平野「嘘や。そんなんあるわけない。｣



いや、私が言いたいよそんなこと。






目の前にいるのは変装こそしてるけど間違いなくキンプリの6人








｢お待たせいたしました。お席のご用意ができました。こちらへどうぞ。｣







平野｢なあ｣



｢こちらでお靴脱いでいただいてそちらの靴箱にお入れください。｣




平野｢聞こえてるやんな？｣


永瀬｢紫耀｣



聞こえてないわけがないけど今の私には聞こえてないふりをするしかできなくて




｢皆様本日は飲み放題のコースとの事ですのでこちらのお席は私雛山Aが担当させていただきます。｣




マニュアル通りの言葉を並べることしか出来ない。




｢ではお料理お運びいたしますので少々お待ちください。失礼致します。｣



やり過ごそうと思ったけどやっぱり無理で




平野｢待ってって！｣





｢平野、くん。｣



立ち上がった平野くんに手を掴まれてしまった

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