【第二十二章】-7 ページ27
それから、終着点の近くにあったメリーゴーランドにも乗った。
こちらは、純粋に楽しめた。
ただ私は、自分がメリーゴーランドに乗るよりも、馬に乗っているイライさんを見る方が、普段は見れない新鮮な表情を見る事ができて楽しかった。
「A〜、どうして乗らないんだい?楽しいよ!」
「ふふ、イライさんを見ている方が楽しいんですよ!」
「えー、僕が子どもみたいじゃないか〜!」
笑顔で楽しそうにメリーゴーランドに乗るイライさんは、どこかにいる子どものようで可愛かった。
また、意外な一面を見れた気がする。もしかして、こっちが本当の姿…?
ふふ、不思議な人ね。
それから私たちは荘園に戻り、私はイライさんに部屋まで送ってもらった。とは言っても隣なのだけれど。
イライさん、優しかったな。
それに、意外とお茶目な一面も、やっぱりもっているのよね。いつもかっこいいのに、可愛かった。
恋…か……………
思い返してみると、ここ二日のデートで感じた心臓の高鳴りは、恋なのかもしれない。
けれど、それじゃあ二人に恋をしていることになってしまう。
男性とデートをすれば、誰しも少しはドキドキの一つや二つくらいはするわよね………
正直、自分が誰かを好きになって恋に落ちるのが想像できなかったから、ここ二日間の出来事は、色々あったけれど楽しかったという感情に落ち着いた。
167人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あねも(プロフ) - ヒナさん» ヒナ様コメントありがとうございます!そしてお返事が遅れてしまい申し訳ないです(><) そのような感じを匂わせて書いております^^* (2020年1月8日 0時) (レス) id: 8c1c97f69f (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 誰かがこの本書いてるんですかね?実際にあった3人のことを (2019年12月20日 23時) (レス) id: 29323fd56d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あねも | 作成日時:2019年8月10日 17時