兄の後輩【宮治】 (ページ8)

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『いつも兄がお世話になってます！』

侑「おーおー、ほんっま北さんに似とんなぁ！」

『ありがとうございます！よく言われます！』

侑「まぁ、性格は真逆っぽいけど」

信「おい。」

侑((ビクッ

”カシャッ”

侑「おい！写真撮んなや！！」

宮先輩がそない言うた方見たら、スマホをかざして、信介にびびってビクついとる宮先輩を写真に撮る人がおった。

？「ごめんって、それでそこの子、北さんの妹だって？名前はなんて言うの？」

『北Aです！いつも兄がお世話になってます！』

角「いや、お世話になってるのはこっち側だよ。俺は角名倫太郎、よろしく」

『はい！よろしくお願いします！』

信「何であんたらがいちばん仲良さそうにしとんや」

さっきまで宮先輩の写真を撮っとったにも関わらんと、今度は私の写真を、いろんな角度から撮っとるこの人は、角名倫太郎っちゅうらしい。

侑「おーい、サムー！お前が可愛え言うとった子来たでー！」

治「うっさいわツム！そんなん言うてへん！....て、ちこうで見たらほんま北さんによお似とんな」

『は、はい、、まぁ。』

『って、その言葉そっくりそのまま返したいんですが...！？』

宮先輩にサムって呼ばれてこっちに歩いてきたこの人は、私を"北さんによぉ似とる"って言うたけど、多分この人はそれ以上に宮侑先輩に似とる...。

『も、もしかして、双子...とかですか？』

侑「よぉ分かったなぁ！大正解や！」

『やっぱり....』

治「俺が治で、こいつが侑。」

治先輩の言葉を聞いて思い出した。さっき、花子とか他の女子生徒達が黄色い声で名前呼んどったんはこの二人やったんや。

と、そこで私は今日のホームルームで、先生が言うとった部活動決めの話を思い出した。

『信介、私もここ入りたい。』

信「え、、」

侑「おお！！！ええやん！」

治「確かに...」

　

角「でも、一応ここ、男バレだけど？」

ア「マネージャーなったらええんちゃう？」

侑「それや！！」

ここの雰囲気がめっちゃ楽しそうやったから、何も考えずに入りたいって言うた私。

男バレっちゅうこと忘れとったわけやないけど、考えたことがそのまま口に出てもうた。

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