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ASide
それからしばらくして、今日の部活は終わりを迎えた。
きゃーきゃー騒いどった女子生徒たちはもうみんな帰っとって、体育館はさっきまでと違い、選手たちがネットやらボールやらを片付ける音だけ響いとる
信「A、待たしてすまんな、帰ろか」
『あ、待って!部員の人に挨拶してから帰ろ!』
信「え、そんなんいら...ん....はぁ...」
後ろから信介の私を止めようとする声が聞こえたけど、そんなんお構いなしに部員の皆さんの方へと走っていった。
『あの...!!』
?「...?」
『いつも兄がお世話になってます!北信介の妹の北Aです...!』
私はなんとなく、一番近くにおった外国人の選手に挨拶をする
が...
その人は目ぇ見開いたまま、私のことを不思議そうに見つめとるだけやった。
あ、もしかして英語、、?
と思った私は
『え、えっと...ないすとみーちゅー..?』
って、カタコトどころじゃすまん、頭悪いってバレそうな自称の英語を話してもうた。
?「...ふっははは、何やこの子、めっちゃおもろいやん!!ないすとみーちゅーて!(笑)」
『え、えっと、、、』
めちゃくちゃ日本語喋ってたわ。
しかも関西弁。
てか恥ずかしすぎやろ..!!
ア「妹か!やっぱそうやん、めっちゃ顔似とぉもんな!」
『は、はいぃ...』
侑「アラン何笑ろとん?..って、あ゛!!北さんの妹!!!」
『...あ、』
アラン、言うて呼ばれたその人の後ろから、さっき花子が応援しとった宮侑っちゅう金髪の人が、私を見るなり声上げて駆け寄ってきた。
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作者名:みんと | 作成日時:2024年2月22日 23時