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治Side
今日、俺とツムはかなり絶好調や
昨日はパイプ椅子だらけで体育館使えんかったし、北さんにめっちゃ怒られたしで機嫌悪ぅしとったツムも今日はめっちゃやる気出しとる。
『信介!!』
治「....?」
なんかよぉ分からんけど、一人のちっさい女子が北さんに手ぇ振りながら名前呼んどる。
どーせただのファンやし、北さんも気にせんと無視するやろなーと思って見とったけど...
信「ん?おぉ、やっと来たなぁ」
『ごめんごめん、結構待った?』
信「めっちゃ待った。」
は...?え、はぁ?あの北さんが女子と会話しとる。
ほんで....
(Aの頭を撫でながら微笑む信介)
治「....え、」
状況が全く分からん....
しかも北さん、その女の子をベンチに座らせよったし...
治「なぁツム、北さんって彼女おったっけ?」
とりあえずやけど、ツムに聞いてみる
侑「え!?いやおらんやろ!あの北さんやで!?」
治「まぁ...せやな、確かに」
やっぱそーやんな、あの北さんに限ってそんな...
信「...お前ら聞こえとんねん」
侑/治((ギクッ...!!
治「...北さん、あの子彼女っすか?」
信「.....妹」
侑「え!どこ!?」
治「あそこのベンチ座っとる子」
俺がその子の方見ながら言うたら、その女の子は俺と目がおおて、先輩やとわかったからか、ぺこっと頭を下げてきた。
なるほど、妹か....。
確かにこっち向いた顔、めっちゃ北さんに似とったわ...
ほんで...
北さんがその妹の方向いたら、その子はニコって笑って、ちょっと恥ずかしそうに手ぇ振ってきた。
....俺に向けて振ってないって
分かっとんのに....
治「.....めっちゃ可愛えぇ」
侑「え!!?」
信「は??」
治「......あ。」
思わず口に出してもうた。
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作者名:みんと | 作成日時:2024年2月22日 23時