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〜放課後〜
すべての授業を終えた私は、信介の部活姿を見るため、体育館へと向かう。
体育館へ着いた頃には、部活はもう始まってて、ボールをつく音とか、床を蹴る音が響いとった。
ほんで何より...
「キャー!侑くーん!!」
「治くんもー!こっち向いて〜!!!」
女子たちの黄色い声が響いとった。
よぉ見てみたらその中には花子もおって、信介のとこへは行かずに、とりあえず花子に話しかけてみることにした。
『花子ちゃん、誰応援しとるん?』
花「あっ、Aちゃん!うちはなぁ、あの宮侑っちゅう金髪の背ぇ高いイケメンの人!」
花子が指さす方を見たら、背ぇの高い金髪の人がボールをセットして、似たような背ぇの高い銀髪の人がアタックをうっとった。
そのボールは見事、相手のコートに落ちたみたいで、その瞬間、どっと女子たちの黄色い声が響いた。
「治くんかっこいーー!!」
花「侑くんすごーい!!!」
『す、すげぇ、、』
花子たちの歓声につられて、私までつぶやいてまう。
信介はと言うたら、コートには入らんと、体育館の隅で、きょろきょろしながら水分補給をしよるとこやった。
『花子、ほな私行くな!』
花「え、行くってどこに?」
『信介んとこー!』
花「う、うん...?(信介って誰??)」
私は花子を置いて、私を探しているであろう信介のもとへと走って行った。
『信介!!』
信「ん?おぉ、やっと来たなぁ」
『ごめんごめん、結構待った?』
信「めっちゃ待った。」
信介のもとに駆け寄ったら、案の定私の頭をぽんぽん撫でる信介。
治「...え、」
信「ほな、このベンチ座って部活終わるまで待っといてな」
『はーいっ』
信「フッ、、ええ子や」
信介は私を傍にあったベンチに座らせたら、もう一回私の頭撫でて、仲間の方へと歩いていった。
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作者名:みんと | 作成日時:2024年2月22日 23時