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〜次の日〜
1日の授業を終わらせた私は、昨日と同じように体育館に向かう。
体育館に着いた頃、これまた昨日と同じで黄色い声が響いとった。
でも今日はそんな事気にせんと、真っ直ぐ信介たちのとこへ向かう。
『信介ー!!』
侑「お!きたきた!!おーい!こっちやでー!!」
信介に手ぇ振ったつもりやったけど、めっちゃ遠くの方から侑先輩がこちらへ手を振ってきた。
そしたら...
『え、なにっ!?』
さっきまでうるさいぐらい体育館に響いとったきゃーきゃー言う声が、一瞬にして静まり返った。
女子生徒達の方をみたら、ほとんどの人の視線がこっちに集まってる。
って言うより睨まれてるって言うたほうが合ってる気がする。
「なんなんあの子、侑くんのファン?」
「どうせ侑くん目当てのマネージャー希望者とかやろ。」
「はっ、めっちゃアホやん(笑)」
「宮兄弟目当ての奴はマネージャーなれへんって知らんの??(笑)」
なんかヒソヒソ話してる声聞こえるし、
...めっちゃ、怖いかも。
私は困惑と恐怖で、その場に固まる。
その時。
((ふわっ
『...えっ...?』
私の頭の上に、何かが覆うようにかけられた。
『な、何....?』
でも、それはすぐ何か分かった
『...ジャージ?』
?「...怖いんやろ。気にせんでええから、こっちおいで。」
『え、ちょ...』
誰の声か分からんけど、それはなんとなく聴いたことのある声で、聴いてて心地がえぇ声。
?「ほら、こっちやで」
その声の主は私の肩を持って、そのまま歩き出した。
?「(........クソが)」
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作者名:みんと | 作成日時:2024年2月22日 23時