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家に帰って来て早速着替えた私は、信介の部屋のドアをノックしてそれを開ける。
『信介ー、入るでー?』
信「はぁ、...おいで。」
拒否られるとおもてたけど、以外とあっさり部屋に入れてくれる。
手招きされて信介の横に座った私は、さっきとおんなじ質問をする。
『なんでマネージャーやったらあかんの?』
私が目ぇ見ながら言うたら、信介は諦めたみたいにため息をついた。
信「はぁ、...。それはな、マネージャーの仕事は、お前が想像しとる以上に大変やし、あのでっかい野獣みたいな奴らん中に、ちっこいうさぎみたいなお前が入ったら、何されるか分からんやろ。やからや。」
...?????
前半の、マネージャーの仕事は大変やって言うのは分かるで??
でも後半は私がうさぎやって?ちょっと意味分からんねんけど....
てか、、、
『...そんだけ??』
信「おん。そんだけや。」
『......』
私は、思わず笑ってしまいそうになるのをぐっとこらえる
...けどごめん。無理や
『プッ、...』
信「え、...笑ろてる??」
『ふっははははッ』
信「え、えぇ...何でそんな笑ろとんねん!こっちは真剣やで!?」
『はははっ、やって信介、心配しすぎやろ!?大丈夫やって!!マネージャーの仕事は大変でもちゃんとやる!"ちゃんとやんねん" って信介いっつも私に言うとるやん!』
信「せ、せやけど... 」
『そんで、部員の人らが野獣やって?流石にそれは無いやろ!信介やって、部員のこと信用しとらんわけちゃうやろ!?』
信「まぁ、信用しとらんわけちゃうけども....」
『ほんなら大丈夫!!私、ちゃんとマネージャーの仕事するし、なんかあったらすぐ信介に言うから!』
信「......」
『なぁ、お願い!許してぇやー!!』
あと一押し!!
私はちょっとだけ上目遣いにして信介にお願いする。
...信介は私のお願いにめっちゃ弱いもん!
信「....はあ、、降参や。...分かった、マネージャーやってええよ。その代わり、なんかあったらすぐ!絶っ対!報告するんやで?ええな?」
『はははっ、信介ありがとう!大好き!』
信「はぁ、、、。(またやってもうた...)」
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作者名:みんと | 作成日時:2024年2月22日 23時