9 . 苦手 ページ9
「じゃあ席は……元太の隣な!」
「あの……元太って……」
「あー、あの立ち上がってる子」
立ち上がってるのは俺とあまり背の変わらなさそうな男子。
めっちゃ嫌そうな顔してる……。
けど、声かけたほうがいいよね、
「元太……だよね?仲良くしような!」
声をかけてみれば、無視して教室から出て行かれた。
「あいつ、いつもあんなだから。あんま関わらないほうがいいよ。」
近くにいた男子が口を開く。
「一時期死神とかって呼ばれてたよなー?」
男子が周りにそう問い掛ければこの話題で持ちきりになってしまった。
正直、こういうのは苦手だ。
気づけば俺の足は元太を追いかけていた。
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楓(プロフ) - 私もこの歌に助けられていた時期があり、なんだか共感を覚えました! (2021年9月8日 14時) (レス) id: e43a506390 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 如恵留先生!待ってました!!このお話面白くて大好きです。これからの展開もとっても楽しみです!! (2021年7月27日 16時) (レス) id: 12bc81e91e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:祈醒蘭 | 作成日時:2021年7月15日 19時