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28 . 決意 ページ28
「本当にすみませんでした！」
保健室に入ってくるなりいきなり頭を下げられてしまった。
申し訳なくて、すぐに頭を上げてもらった。
「元太が辛いってこと気付いてたのに声かけられなかった。先生もなんて声かけてあげればいいかわからなくて……未熟だった。学校来てくれたとき嬉しかったのにそれすら伝えられなくて……でも」
「如恵留くん話長すぎ。」
若干早口で喋る如恵留先生の頭を、保健室の先生はクリップボードで叩いた。
「痛っ……海人！」
「松田くん困ってるだろ。」
「えっ？……あ！ごめん！話聞きに来たのに話しすぎたね。」
そう言って如恵留先生は眉をハの字にして笑った。
「じゃあ俺席外すわ。如恵留くん、終わったら連絡して。ここ鍵閉めてくから。」
保健室の先生改め海人先生は保健室から出ていった。
「話し辛いならカーテン閉めるけど、どうする？」
「いや、このままで、大丈夫です。」
本当は閉めたかった。
でも、ちゃんと顔を見て話さなきゃいけない。
そう思った。
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楓(プロフ) - 私もこの歌に助けられていた時期があり、なんだか共感を覚えました！ (2021年9月8日 14時) (
レス) id: e43a506390 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 如恵留先生！待ってました！！このお話面白くて大好きです。これからの展開もとっても楽しみです！！ (2021年7月27日 16時) (レス) id: 12bc81e91e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祈醒蘭 | 作成日時：2021年7月15日 19時
