僕が死のうと思ったのは

13 . 学校探検 ページ13

次の日も、また次の日も、毎日屋上に通い続けた。

当たり前だが、沢山の先生たちに怒られた。

『授業中どこ行ってるんだ。』

当たり前だけど本当の事は答えない。

言ってしまったら元太の居場所が無くなってしまう気がした。

「テキトーに散歩してます。学校探検です。」

そう答えてこっぴどく叱られる。毎回のことだ。

前の学校では一度も怒られたことなんてないから、この学校に来て初めて怒られた時は泣きそうになった。

でも、先生たちも俺を見張る余裕なんか無いのか、呆れてるのか、なんとか本当の事はバレずに済んでいる。

如恵留先生を除いて。

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