僕が死のうと思ったのは

3 . 転校生 ページ3

「転校生が来るらしい。」

そんな話で盛り上がってる教室

『煩いな。』

と思いつつ、朝はこの教室にいないと欠席扱いにされてしまうからここに居るしかない。


「皆席つけー、転校生紹介するぞ」

先生がそういえばより一層ザワつく教室

先生の後ろをついてきたのは

ギターを背負った男子。

「じゃ、自己紹介！」

先生がそいつの背中をぽんと叩けば、一瞬固まったものの普通に自己紹介を始めた。

「松倉海斗です。趣味はギター！前の学校では…ま、まつく！まつくって呼ばれてました！よろしくお願いします」

そう言い無邪気に笑ってた


なんか、眩しい。

俺は教室を出ようとしようとした。

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