DEAD APPLE 第一章 其の二 ページ9
首領・森 鴎外の声で集まった
ポートマフィアの異能者達。
理由は知らされずに集められた為、
皆疑問の色が顔に出ている。
鴎「皆すまないね。実は梶井くんが興味本位で
探偵社のコンピュータに
ハッキングしたらしいのだよ。」
それを聞いて先ず反応したのは、
梶井の上司の中也だった。
中「おい梶井手前ェ、
何ハッキングなんてやってんだ。つか
そんなことできんのかよ。」
梶「シュミレーション動画を作ったりするので、
この科学の申し子梶井には
そんなことお手の物なんですよ!」
「ん"ん"っ」と鴎外が咳払いをする。
静かになったところで鴎外が有栖に説明を任せた。
有「そのハッキング結果によれば、異能特務課が
探偵社に依頼をしていた事がわかりました。」
芥「それが何か問題があったのか？」
有栖が「最後まで聞け」と視線を送り、続けた。
有「その依頼内容は、
.
.
.
.
澁澤 龍彦について。」
中也と紅葉、広津が目を見開く。
澁澤 龍彦は六年前の、龍頭抗争の災禍の原因。
仲間を失ったものも多い為、嫌でも覚えている。
中「詳しくはねぇのか。」
有「詳しくは各執務室・研究室に後程配布します。
今でもいいけど。」
鴎「今配っちゃて。」
有栖は自分の机の引き出しから封筒を出して
その場に居る人達に配った。
中身は、シンガポール、デトロイトなどの名所で
トランプカードでマーライオンに刺さった遺体、
美しい氷の彫刻に刺された様な遺体等の
不可解な死体の写真だった。
紅「これら全て異能者じゃな?」
鴎「その通りだよ。だが君達に伝えたかったのはね
もしもこの街に危害を加える様なら
殺しにかかって欲しいのだよ。特に、芥川君。」
芥「了解しました。」
鴎「中也君は念の為横浜の隣街で待機。
紅葉君と広津さんは本部待機をお願いするよ。」
紅「お主ら親子はどうするのじゃ？」
紅葉が訪ねて来た。
その問いを待って居た様に二人は笑み、答えた。
鴎「今回は私達も出ようと思ってね。」
二人以外驚いた顔をする。
有栖はよく任務で出掛けているが、
首領である鴎外は、滅多に戦闘に出ない。
鴎「武装探偵社の社長も出張るんだ。
私も偶には皆の戦闘の役に立たせておくれ。」
鴎外達は知る由もなかった。
まさかこの夜、自分の力に翻弄されるとは、
一ミリも思っていなかった。
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モルカ(プロフ) - 山吹桜さん» 了解しました。リクエストありがとう御座います!! (2018年9月17日 7時) (
レス) id: 35de75094a (このIDを非表示/違反報告)
山吹桜 - リクエストで猫耳＆尻尾が付いて、切島君とイチャイチャして欲しいです!! (2018年9月16日 23時) (レス) id: 6d19b82d66 (このIDを非表示/違反報告)
モルカ(プロフ) - ヒカルさん» 喜んでいただけてなによりです。またのリクエストお待ちしてます!! (2018年9月8日 21時) (レス) id: 35de75094a (このIDを非表示/違反報告)
ヒカル(プロフ) - Σふぉおぉおぉおっ！！(゜ロ゜ノ)ノ 二度のリクエストをありがとうございましたっ！ しかも『二人の英雄』のお話にして頂きありがとうございますッ！ (2018年9月8日 21時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
モルカ(プロフ) - 山吹桜さん» 喜んでいただけてなによりです。またのリクエストお待ちしてます!! (2018年9月5日 18時) (レス) id: 35de75094a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モルカ | 作成日時：2018年4月4日 10時
