《有栖の忘れ物を俺が届けに行った話》・2 ページ31
有栖
《昼休み・食堂》
中「………で、
その時有栖が半殺しにしちまったんだよ。
驚きすぎてな。」
芦「へぇぇぇ〜!」
葉「可愛いとこあるじゃん有栖ちゃん。」
顔を赤らめながら首を振った。
中也は人の恥ずかしい話を
楽しそうに話すからそこだけは好きになれない。
…………兄として。
すると、昼休み終了の予鈴が鳴った。
もうこれで中也も仕事に戻るだろうと思った。
が、
芦「私達この後すぐにヒーロー基礎学で
一対一の戦闘訓練なんですけど、
中也さん見ていきませんか?」
中「ん? そうだな、
仕事も今日はもうねぇし…見て行っかな。」
有「(ハァァァァァァァァ!!!?)」
何考えてんだこの帽子!!?
書類整理も終わったのか帽子!?
授業見て欲しくないんだけど!?
本当にマジで何考えてんだこの(以下略)
------《ヒーロー基礎学》------
オ「さあさあ始めてくぜ有精卵共!!
本日は皆判っているとは思うが、一対一の戦闘訓練だ!!
ちなみに今日は特別ゲストがいるぜ。
有栖少女の同僚さんの中原中也君だ!!」
中「よろしくな。まぁ観てくだけの予定だが。」
オ「てな事で、コスチュームに着替えて
グラウンドβに集合だ!!」
________________________________________________
No side
オ「集まったな皆。
じゃあ早速始めてもらうが、有栖少女。」
有「はい？」
オ「全力でやってる所観たいから、
中原君とやってもらえるかい?
中原君も、やってもらっていいかな?」
有「えっ………まぁ、いいですけど。」
中「いいっスよ。」
皆が安全なモニタールームの中に入った。
少し待った後、STARTの合図があった。
中「本気でやれよ。」 有「そっちこそ。」
中「死ぬ気か?」 有「まさか。」
数秒の沈黙。睨み合い。
先に動いたのは有栖だった。
マントの下に隠したメスを数本投げ、
中也はそれを蹴り払い、
中也の拳と有栖の刃無しの刃二本がぶつかった。
有栖が『高瀬舟』で太い水柱を作り、
中也に飛ばすが、
中也はそれを異能を纏わせた拳で一掃。
一掃された水柱を道に変え、
中也の周りに無数に走らせた有栖は、
『三途姫』となって道の上を滑る。
中也の背後に回った瞬間に、
有栖は刀を振り下ろすが、
中也の腕がそれを阻止した。
有「流石ポートマフィア一の体術使い。」
中「流石ポートマフィア一の二刀流。」
二人の闘り合いは、その後五分間続いた。
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モルカ(プロフ) - 山吹桜さん» 了解しました。リクエストありがとう御座います!! (2018年9月17日 7時) (
レス) id: 35de75094a (このIDを非表示/違反報告)
山吹桜 - リクエストで猫耳＆尻尾が付いて、切島君とイチャイチャして欲しいです!! (2018年9月16日 23時) (レス) id: 6d19b82d66 (このIDを非表示/違反報告)
モルカ(プロフ) - ヒカルさん» 喜んでいただけてなによりです。またのリクエストお待ちしてます!! (2018年9月8日 21時) (レス) id: 35de75094a (このIDを非表示/違反報告)
ヒカル(プロフ) - Σふぉおぉおぉおっ！！(゜ロ゜ノ)ノ 二度のリクエストをありがとうございましたっ！ しかも『二人の英雄』のお話にして頂きありがとうございますッ！ (2018年9月8日 21時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
モルカ(プロフ) - 山吹桜さん» 喜んでいただけてなによりです。またのリクエストお待ちしてます!! (2018年9月5日 18時) (レス) id: 35de75094a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モルカ | 作成日時：2018年4月4日 10時
