首領の娘は雄英へ【文スト】×【ヒロアカ】リメイク期間中

合否通知 ページ11

一週間後…

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ…((鴎「有栖ちゃん…」

気付かないのか
ずっとパソコンのキーボードを叩いている…

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ…((鴎「有栖ちゃん…？」

集中し過ぎているのか
全く気付く様子がない…

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ…((鴎「有栖ちゃん!?」

有「ファイッ!!?」

鴎「最近凄い集中力上がってない!?
いや上がり過ぎじゃない!?」

有「上がってないよりマシじゃない!?」

慌てる鴎外とその倍慌てる有栖。
そんな二人の滑稽な姿は一部の人間しか見れない。
その人間の中には

紅「相変わらず仲が良いのぉ」ｸｽｸｽｯ

中「まぁ首領と有栖ですからね」

幹部である紅葉と中也も勿論含まれている。
まず何故此処、
首領執務室にこんな大者が集まっているかというと、

有「今日が合格通知が
来る日ってのもまた関係してるかもね…」ｱﾊﾊ…

そう、
今日は雄英から合格通知が来る日の予定である。
ポートマフィア上層部や有栖と仲の良い者の中では
これが今何よりも気がかりな様で…

鴎「気になって気になって
今日の書類整理まだお昼にもなってないのに
半分以上終わってしまったよ」

有「良いことじゃん」

中「良いことでは？」

紅「普段もこの調子で頑張ってゆけ」

鴎「良いことだけど
そういう反応を求めてたんじゃないよ!!」

昼頃になってもいつも
四分の一程度しか終わっていない様な書類整理を
半分以上終わらせているほどだ。
するとその時、扉を叩く音がした。
鴎外の許可を得て入ってきたのは、梶井と広津だった。

有「また珍しいペアで来たね…
梶井ゲッソリしてるけど如何したの？」

梶「あ、いや、探偵社に…女医に……ﾋｨｨｨｨｲ！」

よっぽど嫌な思い出の様で、
頭を抱えてしゃがんで悲鳴をあげた。

中「お前この前やり返す為の作戦俺と芥川を
巻き込んで演技までして練ってたじゃねぇか」

梶「アレはあの時やめたじゃないですか！」

中「そういや俺止めてたわ」

鴎「…で、何の御用だったのかな広津さん」

広「おぉそうでした、此れを…」

広津の手の中にあったのは一つの封筒。然もそれは

有「雄英高校の校章…！」

雄英高校からの通知であった。
早速開けてみると一つの小型の機械が。
机の上に置いてみると、
((ヴォン))と音を立てて映像が流れ始めた。

((次のページに続く))

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