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ずどん、と、今度は聞こえたその音は、わたしの肉体に響いたものなのかもしれない。
だからこんなに、酷く聞こえにくい耳でもわかったのだろう。
わたしは倒れていた、それに沈んでいた。
血だまりのなかで、身動きがとれない。
わたしの作った血だまり、わたしの血は何処にもない。
わたしのものではなかった。
…いた、い。
「手前かァ…最近ここらで暴れまわってる異能力者はよォ……」
睨んでいる人、わたしを…かな。
青い目はぼやけて見えるが、ぎろりとしていても、それでも綺麗なのは分かった。
『きえい…め』
その人には 聞こえなかったみたい。
眼光は鋭くなるばかりだった。
わたしにもよく、聞こえない、
まるで海に潜っているような聞こえかた…途切れとぎれで、聞こえてくる音には、鮮明なものと、なんとなく考えるしかないもの。
微睡んでいるときの感覚にも似ているきがする。
上手に発音できない。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/homupe0825/
作成日時:2017年1月18日 13時