The source of magic.2 (ページ5)

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『僕は、僕の周りにいる、僕に優しくしてくれる人達を、傷つけるような事はしたくはないのです。

人を傷つけたり、その人に対して嫌がるようなことをすれば、いずれ同じことが自分の身に振り返りますです。

そういう悪いことをした人を、神様は見ていますですから。』

「そうか、Aはちゃんと善悪の判断が付いて居るようじゃ……Aはとても賢く優しい子で、わしも安心出来る。」

彼は嬉しそうに笑い、良かった良かったと言うので、私もお得意のかぁぃぃモードを発動した。

『にぱー⭐』

「ふぉっふぉっふぉ、Aは本当にかわいいかわいい孫じゃ。」

ぎゅっと抱きしめられて、私はアルバスに擦り寄る。

『今の僕はアルバスに甘える子ネコさん、にゃーにゃーなのです、みゃぁ～』

「セブルスも、もう少しAに優しくして欲しいんじゃが、素直じゃないからのぅ……」

『セブルスが恥ずかしがり屋さんなのは、僕も知ってるのですよ。』

きっと今の言葉を伝えたら、当人には怒鳴られそうだが……

「A、わしは君がセブルスと仲良くしてくれているのを、嬉しく思っとる。

これからも頼んで良いかのぅ……セブルスの事を。」

『はいなのです。』

「さて、お迎えが来たようじゃが……」

その言葉の後に、突然校長室のドアが開いた。

そこには嫌に不機嫌な顔をしたセブルスが入って来た。

「A、何か有ればまた話してくれんかのぅ……君は一人ではない。

それを忘れてはならんぞ。」

『わかりましたのです。』

私はやって来たセブルスの元に向かうと、彼の真っ暗なローブを掴んだ。