幼女が求婚されて困ってます！2 (ページ44)

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87.合流ページ44

死神side～

コントロールルームに居た私は、侵入して来た浅野理事長達をモニターで確認する。

流石浅野理事長ですね、侵入者を手入れする為に独自開発して取り付けた、防水攻撃にも動じないとは……

まあ、あんなのは序の口です。

死神「では、続いてこのスイッチを……」

そんな時、あるモニターで爆発が起こった。

死神「なっ！！」

あの場所は、確かAさんの居る部屋……

煙が晴れた後の部屋を確認すると、倒れている浅野君だけで、Aさんは居ない。

そして室内の壁は酷く破壊されていた。

学秀君を相手に強行突破とは……自分の息子なら多少は情に流されて、大人しくしていてくれるかと思ったのに。

どうやら私は、Aさんを甘く見ていたようですね。

浅野理事長と合流されるのは、時間の問題。

ここは別のプランで行きますか。

そうと考えれば、行動開始ですね。

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Aside～

触手のエネルギーを使って、ジェット噴射の様にして、飛行しながら私は通路内を進んでいた。

通路を進むにつれて、こちらに近付く人の気配を感じて来る。

まさかタコの奴なのか、あるいは私を助けに来た學峯か……

どちらか定かではないが、もしタコだった場合、すぐに攻撃出来る様にする為、私は別に触手を出すと、腕に巻き付けて流く伸ばし触手サーベルを作る。

そして、曲がり角に差し迫った。

學峯「A！」

『學峯！』

私は思わず夫の胸に飛び込んだ。

瞬時にきつくギュッと抱き締められる。

學峯「良かった……」

『よく、ここまで来れたな。』

學峯「律さんや、江戸川君達のおかげだよ。」

學峯の背後には、見知った顔触れを確認したのだった。