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29.蛸の影 ページ31

昼休みになり、給食を食べる為席をくっつけると、斜め前の江戸川に声を掛けられた。



どうやら、私が居ない間に席替えをしたようで、江戸川とは席が近くなってしまったらしい。



コナン「東都防災センターの見学に、Aちゃんは行くの?」



『ああ、もちろんそのつもりだが、學峯が良いと言うかどうかだな。』



コナン「そうなんだ。

そう言えば昨日のお兄ちゃんって、誰なの?」



やっぱり学秀の事を聞いて来たか……


席が近くなった為、これから色々と聞かれるかとは思っていたが……まさか今だとは。



『そんなにあいつの事が気になるのか?』



コナン「うん、だってAちゃんの許婚なんでしょ。」



『あれは、あいつが勝手に言ってる事だ。』




コナン「じゃあ、やっぱり将来は浅野さんと結婚するの?」



『他に好きな奴が出来なければな。』



コナン「そうなんだ……」




ふと、スマホが振動したので、画面を確認すると、モバイル律からメールが送信されていた。



内容を確認すると、私は驚きで目を見開いた。





A先生へ


殺せんせーの捜索範囲を広げてみましたが、見つかりません。


ーRITUー






あのタコめ……


律の力を持ってしても見つけられないとなると、いや……まさかそれは考えられないか。



私の脳裏に浮かんだのは、黄色いタコ型超生物。



だが、奴はあの日死んだ。


もう居ないはずなんだ。



人間になったタコは居るが……





コナン「難しい顔してるけど、どうかしたの?」



江戸川の視線を感じて顔を上げた私は、何でもないと伝えるが、彼は納得がいかないらしい。




コナン「何かあったの?

また触手のこと?」



何でそうピンポイントで当てて来るんだこ奴は……



『本当に何でもない。

気にするな。』



そう伝えて私は、食べ終わった食器を片付けに行ったのだった。

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翡翠(プロフ) - 更新大変だと思いますが身体に気をつけて頑張ってください (2020年4月17日 7時) (レス) id: 3260124100 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月22日 19時

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