浮気調査なんて聞いてません！うちは花屋です【暗殺教室夢小説】 (ページ30)

今日:4 hit、昨日:17 hit、合計:33,619 hit

18.花谷家の秘密ページ30

さて、そろそろ疑問が出て来る方がいるかもしれない。

どうして今回は里帰りをしたのとか

両親っているの？

兄弟はとか。

次期当主って何？

そもそも花谷家って何なの？

この様な疑問を抱かれても不思議ではない。

もちろん答えます。

花屋家は、江戸時代から続く名門花屋だ。

曽祖父の代に創設され、以降続いている。

古くから『花頼り』を知り、贔屓にしてくれているお客さんもいるのだ。

ここで家族の話しになるが、両親は私が小学生に上がる前に交通事故で亡くなっている。

双子の兄が居たが、兄もその交通事故で亡くなっているのだ。

だから今までは、ばっちゃに育てられて生活していた。

中学一年生までは、ばっちゃと椚ヶ丘で生活していたが、二年生の春、じっちゃが、病で倒れて、花谷家の当主が不在となってしまう為、ばっちゃが花谷家の屋敷に帰ることになった。

私は椚ヶ丘の花谷家の別邸兼花屋で生活していたのである。

＊今の自宅。

隣には、［花便り］がある。

そのまま［花便り］は、私が継ぎ、時折ばっちゃが様子を見に来るということになったのである。

そして［花頼り］の方は、今だにばっちゃが健在し、時々裏業をしている。

と言っても、実際に動くのは別の人であって、ばっちゃは指揮を執るくらいだ。

行く行くは、その裏業も私が継ぐことになるわけである。

その為の調整やら何やらで、今回私は里帰りをしに来たのだった。