124.浮気の気付きって大事 ページ10
次の日
ホテルを後にした私は、安室の車に乗ってある場所にへと向かっていた。
安室「いいですか、僕以外の人に会っても一言も喋らないで下さいね。」
『何故だ？』
安室「僕を介してからの方が都合が良いんです。」
なるほど、安室の魂胆が分かったぞ。
『お前が私を手懐けたと思わせる為か。』
安室「手懐けたって……まあそんな感じですけど……」
ん？
これって一歩間違えば、安室にヤバイ性 癖があると思われるんじゃないか？
そう思ったが、黙っておくことにした。
うん、私は何も知らんぞ……
『それで、誰に会うんだ？
クリス……ベルモットも居るんだよな……』
安室「知ってたんですね。
ええそうでよ、それと昨日浅野さんと一緒に居た女性で、コードネームはキール。」
『そうか、夫と一緒に居た……』
キールと言うのか、あの女子は。
綺麗な奴だったな。
まあ、學峯のことだ。
酒に酔って失敗る様なことはしていないだろうが……
いや、最近タコとそんな大差が無くなって来たからな……
私に対しての発言が、危ない方向ばっかりだし。
學峯も押されたら、女を押し倒してそのまま……
安室「どうかしたんですかAさん？」
顔に出ていたのだろう、安室に心配されたので私は笑顔で返す。
『いや、何でもないぞ。』
もしもの時は、私も浮気してやる。
丁度近くに居るしな。
私は隣で運転している男に顔を向ける。
ふむ、こうして見ると安室も俗に言うイケメンだな。
だが、実年齢よりも若く見える。
これが噂の童顔と言うやつか……
安室「あの、僕の顔に何か付いてますか？」
『いや、かわいいなと思ってな。」
安室「か、かわいい……／／／」
『何だ顔赤くして？
照れてるのか？』
安室「て、照れてるわけじゃ……」
青い男だ。
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作者名：壱 | 作成日時：2019年6月10日 20時
