137.意思の強さ ページ27
コナンside〜
そんなこんなで港の奥にへと歩いて行くと、既に使われなくなった錆びついた倉庫があった。
死神「この中から感じますね……」
コナン「感じるってAちゃんのこと?」
死神「はい。」
そう言えば、殺せんせーにも触手があるって言ってたよな。
しかも、その力を感じることができると。
死神「それと、別の気配もです。
この間とは違う人のようですが、ただならぬ何かを感じます。」
ただならぬ何かか……
學峯「律さん、私達の状況は逐一沖矢さんにも、伝えてあげてくれるかい?
ここぞと言う時に、彼の力を借りれるようにしておいた方がいいからね。」
律〈はい!
了解です!!〉
俺は浅野さんに顔を向ける。
心なしか浅野さんの表情は緊張している様に見えた。
俺の視線に気付いたのか、浅野さんは安心させる様に微笑む。
學峯「大丈夫、妻は必ず連れ帰るさ。
彼女には言わなきゃいけないこともある。」
コナン「言わなきゃいけないこと?」
學峯「ああ、私が役立たずだと悪口を言っていたようでね。
それに対してちゃんと話し合わないと……」
何だか浅野さん、怒ってる?
でも、何だろうさっきまでの緊張した表情はもうないみたいだ。
でも、そうだな変に緊張して、普段の力が出せなくなったら困る。
コナン「悪口はいけないもんね。
僕もAちゃんには、浅野さんをいじめないでって言わなきゃ。」
學峯「そうだね。」
だから、絶対に連れ帰る!
そう決めて、俺達は廃倉庫に乗り込んだのだった。
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作者名:壱 | 作成日時:2019年6月10日 20時