136.変わった人 ページ26
コナンside〜
港に着いた俺達は、辺りを警戒しながら奥に進んで行った。
それにしても、殺せんせーが持ってるあれってどっからどう見ても……
死神「Aさん、待ってて下さいね!
先生がきっと助け出しますから!!」
天に掲げられた、白い布。
それは女の子用のパンツだった。
何でパンツ!?
しかも間違いなく、Aちゃんのだと思われる。
でも、何でパンツなんだ?
俺が見ていたことに気付いたのか、殺せんせーは、パンツをぎゅっと抱く様に持つ。
死神「いくら江戸川君でも、先生の宝物は譲れませんねぇ……」
嫌、欲しいと思わねぇし。
學峯「殺せんせー、妻を助けたらそれは没収しますよ。」
死神「ううっ、没収なんてそんな……
せっかくAさんの目を盗んで手に入れたのに……」
えんえんと泣く殺せんせーを睨む浅野さん。
いや、Aちゃんの目を盗んで手に入れたパンツって、犯罪だろ……
それに仮にも夫である浅野さんの前で、パンツを見せびらかしてるなんて……
その異常な神経に、俺は苦笑いしか出来ない。
殺せんせーって、何か普通とは大分かけ離れた存在かも。
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作者名:壱 | 作成日時:2019年6月10日 20時