今日:12 hit、昨日:2 hit、合計:29,728 hit
小｜中｜大
135.思わぬ事態 ページ25
『お前達に勝ち目はないぞ。』
スコッチ「そんなことはないさ。
なんてたって、こっちには君がいるんだ。」
何を抜かすかと思えば……
『私がお前達に協力するとでも思っているのか？
そんなこと、あるわけないだろ！』
スコッチ「君なら、嫌でも俺達に協力する羽目になる。」
その絶対の自信はどこから来るものなのか。
その理由はすぐに分かった。
スコッチ「大切な仲間を自分の所為で傷つけたくないだろう？」
カチッ
私の首に取り付けられた無機質の首輪。
銀色の鉄製の首輪は冷たくて重く感じる。
スコッチ「爆弾だよ。
ボタン一つでドカンだ。
君が仲間の所に戻れば、遠隔操作で爆破する。」
『貴様……』
こいつ、私諸共木っ端微塵に吹き飛ばすつもりか。
スコッチ「俺はね、ララちゃんを失いたくないんだよ。
ララちゃんだって、大切な仲間を失いたくないだろう？」
どうやら、私の選択肢は一つしかないということか。
くそっ……
『分かった…お前達に協力してやる。
その代わり、私の仲間には手を出すな。』
スコッチ「ああ、分かってるよ。
姫の逢瀬のままに。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：壱 | 作成日時：2019年6月10日 20時
