幼女ですが既に人妻です！5 (ページ13)

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127.黒と対面ページ13

安室に連れて来てもらった場所は、郊外の廃ビルだった。

着替えを済ませて、車から出る。

もちろん、着替え中は安室を車の外に追い出したぞ。

ふむ、まあまあの装いだな。

安室が用意したのは、黒のワンピースだった。首下にはチョーカーで薔薇の花が付いている。

ワンピースは腰元にリボン型のベルトが付いていてお聚楽だ。

そして黒のストラップの付いた靴。

全身真っ黒になって、いざ廃ビルの中へと私達は足を進めたのだった。

『もう、他の奴もいるのか？』

安室「ええ、まあ…分かるんですか？」

『ああ、触手の能力によるものだろうが、人よりも感覚が研ぎ澄まされているからな。

数は2か……』

安室「敵に回したくないですね。」

『それはこっちのセリフだ。』

そうこうしている内に、二階の部屋にへと着いた。

そこには

クリス「連れて来てくれたのね。」

安室「ええ。」

見知った顔のクリスと帽子を被り黒のボディスーツに身を包んだ女性がいた。

多分、帽子の人物が安室の言うキールか。

すると、安室はしゃがみ私を抱き上げた。

安室「彼女は僕の言うことなら何でも聞いてくれます。

そう教え込みましたから。」

安室は私の頭を撫でる。

これが、バーボンなのか。

お前完全に危ない犯罪者になってるぞ。

キール「貴方、それ本気で危ない人じやない。」

全くその通りだ。

と私は心の中で突っ込んでやったのだった。