115.サボっていたわけじゃない! ページ43
死神「浅野先生は、何でも知っていて何でも出来ますから。
武術や精神学的な知識もありますので……まあ要するに、敵を完膚無きまで叩き潰し、心もズタボロにさせられるのが落ちですね……」
今考えただけでも恐ろしい……
コナン「………そ、そうなんだね。
でも、安室さんは……」
死神「浅野先生は安室さんの立場を分かってますよ。
でも、Aさんのことになると話は別なんです。
あの方にとってAさんは最も大切な存在ですから……」
前世で、私の暗殺にと浅野理事長が捨て身の攻撃を仕掛けて来た時に、身を呈して彼を守ったのがA先生でした。
あの時は五教科の問題集に、対触手用の爆薬で作った手榴弾を挟み、私に攻撃して来ましたっけ。
浅野先生の番になり、彼は人間でしたからマッハで動いて爆弾を回避出来ず、飛び込んで来たA先生が浅野先生を守って……
なんだかんだ言っても、あの二人は羨ましいくらいに、お互いを思い合う良き夫婦。
そしてきっと浅野先生は、未来永劫A先生以外と結婚するつもりはないでしょうしね。
コナン「ねえ、ねえってば!」
はっ!
懐かしい思い出に浸っていれば、服を引っ張られて気付いた。
コナン「安室さん、助けに行った方が良いんじゃないの?」
死神「いやですよ、私までとばっちりを受けるなんてごめんです。
それに……」
そう、わずかだが触手の気配を感じる。
先日の触手人間の件で、Aさんを狙って現れた可能性もある。
死神「江戸川君、どうやら触手を持つ者が、このパーティ会場に紛れているようですねぇ。
私はそちらのお相手をしにいきますよ。」
コナン「何で分かるの?」
死神「あれ、言ってませんでしたっけ?
私の体にも、触手があるんですよ。」
コナン「えっ!!!
そうだったの!!!」
死神「すいません、伝え忘れてたみたいですね。
では、私は行ってきます。」
コナン「まって、僕も一緒に行くよ!!」
江戸川君も一緒に……
これは彼の実力を知る良い機会になりそうだ。
死神「分かりました。
では、行きましょうか。」
さて、どんな触手人間か、気になりますね……
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壱(プロフ) - ryeさん» コメントありがとうございます。作者も気付けていなかったので、助かりました。ありがとうございました。修正します。 (2019年6月5日 7時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
rye(プロフ) - 居候が磯郎になってますよ。 (2019年6月5日 0時) (レス) id: 4c75784e0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:壱 | 作成日時:2019年5月7日 18時