112.これがモテる秘訣か！ ページ38
安室「パーティで疲れると思って、部屋を準備していたんです。」
『そうか、気が利くな。』
ホテルの棟に来た私達は安室の取った部屋に案内された。
ソファを促されたので、そこに私は座る。
安室「カルピスしかないんですけど、飲みます？」
『おっ、いいのか！！？』
甘いジュースは好きだぞ。
しかもカルピスは原液で飲むくらいに、好きな飲み物だ。
案の定、安室は原液ボトルとコップを用意してくれた。
安室「ガムシロもありますよ。」
透明な瓶を渡されたので、改めて安室には眼を見張る。
相手の好みを知って前もって準備しておくとは……
ふむ、こいつは……女子にモテるタイプか。
そして早速コップにカルピス原液と、ガムシロを入れて、飲んだ。
今まで冷蔵庫に入っていたからか、冷たくて美味しい。
生き返る……
ごくごくとコップに入れた一杯を飲み干した。
うまい！！
安室「そう言えば、今日は他にも一緒に来ている方はいるんですか？」
安室は探りを入れて来たか……
とりあえず様子を見よう。
『いや、夫だけだぞ。
そう言う安室は？』
安室「僕は一人ですよ。
知り合いにパーティを代わりに出てくれと言われたので、来ただけです。」
『ふ〜ん、そうか……」
多分それは考えにくいだろう。
このパーティを誘って来たクリスと安室、それにもし私がクリスの立場なら、最も厄介な夫を引き離す為の仕掛け人を用意するはず。
だから、安室が一人で来たと言うのは、ないな。
そんなことを考えていれば、何だか眠くなって来たな……
頭がフラフラする。
安室「大丈夫ですかAさん？」
いつもの触手の休息期にしては、眠気が強い。
まさか安室の奴、睡眠薬でも盛ったのか？
私はそこで意識を手放してしまったのだった。
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壱(プロフ) - ryeさん» コメントありがとうございます。作者も気付けていなかったので、助かりました。ありがとうございました。修正します。 (2019年6月5日 7時) (
レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
rye(プロフ) - 居候が磯郎になってますよ。 (2019年6月5日 0時) (レス) id: 4c75784e0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壱 | 作成日時：2019年5月7日 18時
