110.ターゲットと接触 ページ34
安室side〜
ベルモットとキールと共にパーティ会場に着いた僕は、早速ターゲットを探しに入った。
会場内を少し歩くと、丁度お目当の浅野夫婦を見つけたので、キールとベルモットに連絡を入れた。
ここからは打ち合わせの通り、キールが浅野さんに接触し、僕がAさんを連れて行く。
どうやら運良く二人は別れてくれたので、僕はAさんに近付いた。
そして話しを聞くと、浅野さんは騒ぎななっている女性を助けに言ったらしい。
もちろんその女性はキールだ。
それからAさんと話して彼女の気を引こうとするが、ガードが固い。
すると、突然僕の前でAさんは手の平を上下に振る。
その行動に目が点になる。
何をしたいんだ、彼女は?
『ああ、すまんな。
學峯がな、私には変な体質があるとか言って、訳の分からぬことを言うのだ。』
安室「な、なるほど……」
一応自覚はしてたんだ……
『お前は、変になってないみたいだな。
良かったぞ。』
変になるって、どんな感じなのだろうか。
好奇心が出て来たが、今は彼女を手に入れる為に動かなくては。
安室「で、えっと僕のことは結局どう思ってるんですか?」
『ん?
そうだな……』
顎に手を当てて考え始めたAさんは少しして、じっと僕に視線を向けた。
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壱(プロフ) - ryeさん» コメントありがとうございます。作者も気付けていなかったので、助かりました。ありがとうございました。修正します。 (2019年6月5日 7時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
rye(プロフ) - 居候が磯郎になってますよ。 (2019年6月5日 0時) (レス) id: 4c75784e0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:壱 | 作成日時:2019年5月7日 18時