102.訪問者 ページ23
コナンside〜
『よく来たな。
さあ、上がってくれ。』
中に入ると、高い天井にはシャンデリア。
壁には絵画やステンドグラスの窓。
映画にでも出て来そうな豪邸に、驚きの連続だった。
因みに床は大理石。
あ、浅野さんって……めっちゃ金持ち……
だけど、何だ？
何かさっきから視線を感じるし、違和感がある。
沖矢「坊や……この屋敷、監視カメラが沢山取り付けてあるようだ。」
ぼそっと呟いた昴さんの声のおかげで、違和感の正体に気付いた。
確かに、言われてみれば……
数十個……いや、数百個……はたまた、その数を遥かに超えるかもしれない。
そして俺達はリビングに通された。
ここも、監視カメラだらけか。
Aちゃんに促されたので、俺と昴さんはソファに並んで座る。
コナン「Aちゃんって、こんな大きなお屋敷に住んでたんだね。」
『まあな。』
沖矢「浅野さんはいらっしゃるんですか？」
死神「ええ、今降りて来ると思いますよ。」
全くその存在に気付かなかった。
昴さんも目を見開き驚いている。
両手にお菓子の乗ったお皿とティーカップを持って現れた見覚えのある顔。
コナン「こ、殺せんせー？
あれ、日本一周の旅に出るんじゃなかったの？」
死神「色々と事情が変わりまして、戻って来たんです。
あっ、コーヒーと紅茶はどちらにしますか？」
コナン「あっ、じゃあ僕コーヒー。」
沖矢「僕も同じく。」
死神「分かりました。」
部屋の端に置いてあるアイランドカウンターに向かい、コーヒーマグを片手に戻って来ると、すぐにカップに注いでくれた。
死神「Aさんも、コーヒーでいいですよね？」
『ああ。』
同じくカップを用意し、そこにコーヒーを注ぐ。
違うのは、さらにガムシロっぷのボトルを注ぐことだ。
そして浅野さんと自分の分を用意した殺せんせーが席に着いた所で、この屋敷の主人が登場したのだった。
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壱(プロフ) - ryeさん» コメントありがとうございます。作者も気付けていなかったので、助かりました。ありがとうございました。修正します。 (2019年6月5日 7時) (
レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
rye(プロフ) - 居候が磯郎になってますよ。 (2019年6月5日 0時) (レス) id: 4c75784e0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壱 | 作成日時：2019年5月7日 18時
