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21.幼妻が行く ページ35

「何だぁ?

何あったのかな〜?」



私達の声が聞こえてしまったのか、トイレの前で監視をしていた男が中にへと入って来る。



私は急いで男の元へ走り込むと、飛び蹴りを男の膝上に目掛けて繰り出した。


蹴りの反動で膝が折れて下に落ちる男を視界に入れながら、着地後すぐに飛び上がり男の頭目掛けて蹴り出す。


後ろに倒れた男の腹に体重をかけて着地する。




「ぐぅぇっ……」



完全に伸びているようだ。



気絶した男を見下ろして確認した。



ふむ、これなら制圧しても良かったかもな。






園子「す、すごい……」




後ろから聞こえた声に振り向けば、茶髪のカチューシャを付けた女子が目を輝かせていた。



別に大したことをしたわけではないのだが。




『終わったぞ。』



蘭「助けてくれてありがとうございます。」



ふむ、礼儀のある良い女子だ。



お礼を言ってくれたのは、黒髪の長い女子だった。





園子「そう言えば貴方、浅野さんに抱っこされてた子じゃない!!?

すごく強いのね!!

二人目の蘭みたいだったわよ!!」



大興奮の女子に、私場小さくなる。



「ちょっと園子……私はそこまで。

それに、この子は……」




園子「ねぇ貴方、浅野さんが近くにいるの?」


『うむ、彼奴はホールにいるぞ』


ふむ、園子と言う奴は、學峯に惚れ込んでいるのか。



さてどうしたものか。




蘭「園子、その辺に。

この子は、浅野さんの奥さんになる子みたいで……」



「えっ……?」




暫し沈黙が流れるトイレ内。




蘭と呼ばれた女子は、私のことを知っていたのか。


學峯が喋ったようだな。


喋り好きな奴め……




園子「嘘、嘘よ……

だって、浅野さんがこんな小さな子と……」



現実が信じられないのか、青ざめた表情をする園子。



ふむ、人は見た目で判断出来ぬのだぞと、教えてやりたいくらいだな。

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(プロフ) - 桜猫さん» 少しずつでも更新できるように頑張りますね! (2019年4月13日 19時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 更新をちゃんとする人はモテますよ     多分 (2019年4月13日 10時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 桜猫さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けるなんて嬉しいです! (2019年4月13日 6時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 桜猫は満足感で満たされた (2019年4月12日 22時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 桜猫さん» 限界に挑戦してみました。フラグ立つ寸前?な感じですね。いずれ番外編を作った時には別のお相手でも挑戦してみます。 (2019年4月10日 15時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年4月6日 19時

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