1.先ずは出会いが必要 ページ2
『ここがいいか……』
夫との待ち合わせ場所として選んだのは一軒の喫茶店だった。
ポアロと書かれた店のドアを開ける。
中に入ると、清潔感ある内装に眼を見張る。
ふむ、ここまで整理整頓された店だとはな。
こういう店は店員の目配りや気配りが行き届いている店だ。
気に入ったぞ！
店に入って席に着くなり、ポアロで待っていることを夫に連絡する。
すぐに返信が来て、了承を得られた。
夫のことだ、喫茶店の場所は調べてくれるだろうと思い、私はラインの画面を消した。
安室「初めてのお客様ですか？
ご注文をどうぞ。」
気配を感じて顔を声のする方に向ける。
和かに笑う綺麗な金髪と青い瞳が印象の褐色肌の男性店員と目が合った。
綺麗な日本語を喋るが、此奴はハーフなのか？
まあ、私には関係ないな。
安室「あの、学校はお休みなのかな？」
学校……？
何故そんなことを此奴は聞くのだろう。
ああ、確かに私の容姿は見た目小学生と言っても過言ではないな。
安室「この近くの学校かな？
何年生だい？」
何故、そこまで気にする必要がある。
しかもこの男、口調が崩れてるぞ。
私の幼い見た目に合わせたのだろうが……
それに、自分ばかり喋っていて変だとは思わぬのか。
変わった奴だな、全く……
『貴様は、何故そこまで私に突っかかっる？』
キョトンとした顔を向けて固まった店員に、私は口角を上げた。
私の見た目と口調がアンバランスな事に驚いているのだろう。
全く青い男だ。
まあこの口調はな、自然となってしまった。
以前この容姿の所為か誘拐されたことがあった。
その際にとある犯人が私にムチを持たせて、お尻を突き出して来たのだ。
どうやらそれで叩かれたかったらしい。
ふむ、とんだもの好きがいたものだ。
しかもムチで叩く際に、今の話し方を強要されたのだ。
こんな可愛げもない話し方だがな。
だがそれが板に付いてしまい、今ではこれが普通になってしまった。
まあ、私自身も意外と気に入っている。
何かカッコいいからな。
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壱(プロフ) - 桜猫さん» 少しずつでも更新できるように頑張りますね！ (2019年4月13日 19時) (
レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 更新をちゃんとする人はモテますよ 多分 (2019年4月13日 10時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
壱(プロフ) - 桜猫さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けるなんて嬉しいです！ (2019年4月13日 6時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - 桜猫は満足感で満たされた (2019年4月12日 22時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
壱(プロフ) - 桜猫さん» 限界に挑戦してみました。フラグ立つ寸前？な感じですね。いずれ番外編を作った時には別のお相手でも挑戦してみます。 (2019年4月10日 15時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壱 | 作成日時：2019年4月6日 19時
