検索窓
今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:28,789 hit

戯れ ページ34

「 あら、よく似合ってるじゃない。」



何、この公開処刑は……




胸元が開いた純白のドレスを着せられ、それをじろじろと見られる始末。



これを用意した張本人であるベルモットは、満足そうに微笑んでいた。




「ふん、まあまあだな。」



そし鼻で笑い、タバコをふかしている銀髪ヤロー!




見てないで助けてよ!!



という視線を向けたが、いい気味だと言われた。


しかも、ソファに座り全く動く気配なし。




覚えてろこのすっとこどっこい!!




「はい、じゃあ次ね♡」




手首を掴まれて、私はまた衣装部屋に連れて行かれた。



ベルモットによる強制お着替え第三幕が開始される。




既に二回経験していた私にとって、またこれかと肩を落とした。




だって……




「さあ、ビジューお着替えしましょ♡」



そう言って近付いてくるベルモットさ〜ん。


そのいやらしい手の動きは何ですか?




「ん…ちょっとベルモットっ…」




「ほんと以外。

貴方良いもの持ってるわよねぇ♡」



後ろから手を回されて布越しに胸を揉まれる。



「あっ、ベルモット……」



「なぁに?」



「ひゃあっ……」



耳に息を吹きかけられ、私は力が抜けそうになる。



寸前で後ろからベルモットに抱きしめられた為、倒れることはなかった。




「じゃあバンザイして。

脱がすわよ。」




服を脱がされ、下着姿の私を他所に、ベルモットは鼻歌を歌いながら、新たなドレスを探し出す。






服を脱がされ、下着姿の私を他所に、ベルモットは鼻歌を歌いながら、新たなドレスを探し出す。




「はい、次はこれね。」




渡されたのは、これまた胸元が開いた黒レースのドレス。




またですか。





「あと、ブラとショーツもドレスに合わせて……」





ドレスと同じく黒のセットの下着を渡された。



これ、紐….…しかも、薄……




「うふふ、可愛いでしょう。

じゃあ、ブラとショーツも脱いで。」




拒否権なしの閉鎖的空間の中で、私は従うしかない。



きっと、嫌だと言えば、もっと酷い目に合う。




私はそれが嫌なので、仕方なく全部脱いだ。





こんなことなら、もっと早めに連絡を入れておけばよかったかも……

戯れ→←手強い相手



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
32人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年1月23日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。