希望の光を追い求めて【名探偵コナン】7 (ページ9)

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Storyー悪魔ページ9

ブレードチルドレン計画に反対派だった者達は、ヤイバと、その血を引く恐ろしい子ども達を殺し尽くそうと、抵抗勢力を作った。

後にそれらは全て、狩人(ハンター)と呼ばれることになる。

そしてヤイバが何も話さなくとも、計画の異常な結果に、組織は三つに分裂した。

計画及びヤイバの存在に危機感を抱き、迅速な掃討を主張する“狩人(ハンター)”

すべては実験の途中としてヤイバも子ども達も見守り観察すべきと主張する“観察者(ウォッチャー)”

あくまでヤイバを支持し、第二次以降の計画を推進する“救済者(セイバー)”

元々信じ難い内容なだけに、観察者(ウォッチャー)は、様子を見るだけであり、救済者(セイバー)はデマだと断じて取り合わなかった。

先の見える一部の者が狩人(ハンター)にまわった。

結果、第二次以降のブレードチルドレン計画は一時凍結され、組織は分裂した狩人(ハンター)に入った。

ヤイバにとっては、とても退屈しのぎな….…

しかしこの時五歳になっていた八十人のブレードチルドレンは、命の危険にさらされることになった。

狩人(ハンター)の目的は、ヤイバの血を世界に残さないこと。

それなら、五歳の子どもでも殺すしかない。

むしろ小さいうちに殺してしまわないと、大人が束になっても敵わない知性と能力を発揮しかねない。

普通に考えれば、こんなのは正気じゃない。

だが、狩人(ハンター)は正しくもあった。

子ども達を放置しておけば、将来間違いなく大きな被害を生む。

今は安全でも、いずれ大くの人間を死に追いやる。

それでも、その子どもを見逃すべきなのか？

この時、二十人以上のブレードチルドレンが、殺されることになった。