今日:16 hit、昨日:1 hit、合計:67,228 hit
小|中|大
小話【コナンside】 ページ47
「Aお姉ちゃん!」
地に倒れこんだAお姉ちゃんは、ぐったりとしていた。
「キャメル、すぐに来てくれ。」
昴さんはキャメル捜査官に連絡したようで、このままAお姉ちゃんを病院に連れて行く準備をしてくれている。
俺はAお姉ちゃんが来ていたパーカーを脱がすと、彼女の持っていたナイフでパーカーの布を割き、太い紐を作る。
そしてハンカチや、余った布をAお姉ちゃんの出血してうる胸元に置いて、そこを作った太い紐で縛った。
とにかく今は止血をしないと。
昴さんはハンカチでAお姉ちゃんの肩の部分を止血してくれていた。
「出血量が多いな……」
「うん、大丈夫かな……」
このまま、Aお姉ちゃんを助けられなかったら……
そんなことを考えたが、すぐに首を振り、その考えを無くす。
今だ死ぬって決まったわけじゃねぇ。
ぜってえ助ける!
そう決めて、俺はAお姉ちゃんの手を握ったのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
66人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:壱 | 作成日時:2018年6月16日 14時