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Gameー抗争と奪還7 ページ31

警備室(コントロール室)



監視カメラに映るのは、ロープを掴み移動する子ども達。



先程までの竹馬やロープでの移動をみていた、神坂は、鳴海歩を見る。




「子供染みてはいるが、単純で効果的な対応だ。

鳴海清隆の弟か……」



そうして、神坂の視線の先にはAが映る。



「あの女と鳴海の弟をあまり一緒にいさせるのは、避けなければな……

今後のことを考えると、厄介だ……」




____________________________________





さて、左右どっちかの非常階段をテクテク上がるしかない訳だが、どうする?」



鳴海弟の問い掛けに、私達は一斉に閉まっている方の扉を指差す。




「室内で一番ブービートラップが仕掛けられやすい場所って知ってるか?」



そんな問題は私達にとっては、朝飯前だ。




「ドアだろ。」



至極当然な回答をした香介。


私と亮子も頷く。



「じゃあ、何でわざわざドアが閉まってる方を選ぶ?」




「どうせどっちの階段にもトラップが仕掛けられてる可能性が高い。

それなら、予想できる罠の方が対処しやすい。」



亮子の解説に、鳴海弟は微笑んだ。




「正解だ。」




「ケッ……俺達を試そうなんて、十年はえぇぜ。」



またまた香介がキレそうになり私は彼をなだめようと割って入る。




「まあまあ。」



私はウエストポーチからガムテープを取り出した。




「ねっ、先へ進もう。」



時計は20時を過ぎていた。



タイムリミットは、後4時間しかないのだから。





___________________________________




港ー廃工場にて



【コナンside】





「ここにも居ないみたいだね。

次で最後の場所かな……」




俺はスマホの地図を見ながら廃墟になったホテルを見ていた。




「その様だな。

郊外にあったホテルか……」




昴さんと一緒に、車に戻る。

後部座席に座り、昴さんは助手席に座った。



「キャメル、エクセレントホテルに車を向けてくれ。」




「了解しました。」


運転席に座っていたキャメルさんは頷く。




その後車は走り出した。

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作者名: | 作成日時:2018年6月16日 14時

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