Gameー抗争と奪還2 ページ26
時刻は午後18時40分
エクセレントホテル
２Ｆ
螺旋階段を駆け上がった所で、天井に爆弾を発見した。
ドガァァァァァン！！
「後戻りはできねぇわけか……」
香介の視線の先にあった階段は爆風と共になくなった。
今まで上がって来た階段は、仕掛けられた爆弾で、爆破されたようだった。
そして、暗い室内の先の廊下は突然灯りが付く。
全くご丁寧な歓迎だこと。
「飛び降りた方がマシなんじゃない？」
亮子は廊下を指差す。
また何かの仕掛けか……
目視で分かるのは設置型の地雷と、その上を覆い尽くすようなワイヤーでできたた金網が敷かれており、廊下を占領している。
廊下の突き当たりは瓦礫でせき止めらていた。
こからじゃ、うまく分からないけれど、瓦礫でせき止められた前、両側に扉があるように見えた。
一つは扉が閉まっており、もう一つは扉か開いていた。
「完全に遊ばれてるな。」
鳴海弟は呆れているようだった。
まあ、こんなの見せられたら、私も呆れるしかないか。
私達はお互いに、周囲を警戒しながら、暗い室内を散策することにした。
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警備室(コントロール室)
二人組の
二人の視線の先には、２階フロアで、4人の子ども達を見ていた。
そこへ黒いコートに身を包み、眼鏡を掛けた男______神坂が現れた。
「鳴海の弟か……
善意か同情かは知らんが、思慮もなく悪魔に加担する者もまた同罪だ。
共に消えるとしても、やむを得まい。」
そうして彼の視線の先には、Aがいた。
「高梨Aか……
まさか悪魔の最高傑作が釣れるとは….…
奴だけは生かして捕らえろ。
鳴海清隆と、あの悪魔を揺するには良い材料となるからな。」
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作者名：壱 | 作成日時：2018年6月16日 14時
