小話1 ページ18
この分だと、香介達と合流できるのは、15時〜16時の間くらいか……
香介からメールでは、月臣学園前で集合となっていて、そこからエクセレントホテルへ移動となる。
月臣学園は、本来なら私が通ってるはずの学校だった。
私立の中高一貫校で、名の知れた進学校だ。
だが裏では、意図的にブレードチルドレンを集めて収容する為の学校であり、創設には鳴海清隆と、
特に学園を牛耳っているのは
ただ中には学園に通ってないブレードチルドレンもいる。
それが私とアイズとカノンと……だけなんだけど。
それ以外のブレードチルドレンは全員月臣学園にいるのだ。
さて、集合場所と予定は確認できたわけだけだが……
私は朱鞠駅に着くと、改札を出て、そこから歩き出す。
コナン君の家を出てから感じていた気配は、未だに離れることなく、付いて来ている。
米花駅に着くまでに尾行を撒きたかったのだが、どうやら向こうもかなりの手練れらしく、上手くはいかなかった。
結局仕方ないから電車に乗り、尾行者も付いて来るはめに。
コナン君の家から尾行者が付いて来たことを考えると、コナン君達の関係者だとは分かるが…正直困る。
月臣学園のことは、まだ知られるわけにはいかないし、そこで会うことになる、鳴海弟のことも、まだコナン君達には話してない為、報告されるのも避けたい。
もし仮にコナン君達が清隆のことを調べていたとしても、弟がいることは秘密裏にされているから、コナン君達は気付けてはいないはずなのだ。
万が一鳴海弟の存在が知られるとするならば、鳴海まどかとの関連で、弟の存在には気付くことにはなるかもしれない。
鳴海まどかは、鳴海清隆の婚約者で、彼女は警視庁の警部補だ。
だが、彼女の行動は制限されているはず。
裏で清隆が工作しているはずなのだ。
来るべき時に備えて、清隆が彼女も駒として使う為に、ブレードチルドレン以外の事件には関わらせないようにすると、私達に話していたから。
66人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:壱 | 作成日時:2018年6月16日 14時