検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:67,215 hit

話しを終えて ページ13

話しを終えて、私は二人を見る。


二人はずっと黙って聞いてくれていた。


信じられない内容ではあっただろうけれど、聞いてくれていたから、話すことができた。



ただ、まだ話しは続くけど、これ以上はまだ早い。


それに、清隆の言う神と似て非なる者は、主に鳴海歩を差す。



まだ、彼の存在は知られるのは避けたい。



そう考えて、私はここで話しを終えたのだった。





「鳴海清隆の言う、神と似て非なる者が、コナン君と言うことになるんですよね?


だから、この間のゲームで、その力をためそとした。


そういうことですか?」



沖矢さんの問いかけに、私は頷く。




「そう、その通り。


私達は神に、そうするように言われたから、そう動いたまで。」




「えっと、僕が、仮にその神と似て非なる者だったとしてだよ、僕がいるってことを、Aお姉ちゃんは何歳の時に聞いたの?

僕は今6歳だから……僕のことがいるのを知ることができるのは、6年前だよね?」



さて、彼は取ってつけた矛盾に気付いてしまったようだ。


そう、私達が鳴海歩の存在をしったのは11年前。


当時は6歳だ。


そうなると、コナン君の存在はないことになる。


それはあってはならないこと。



それに気付く彼はやはり凄い。




「それはね………!!」




その続きの言い訳を話す前に、室内に着信音が響き渡った。




時刻はお昼に差し掛かる時間。



私はプライベート用の携帯だと気付き、すぐに携帯を出すと、画面を確認する。



香介からだ。




「ごめん、ちょっと出るね。」




二人に断りを入れて、私は電話に出たのだった。





「もしもし。」




《Aか……》


「どうしたの?」



香介の声が何故か深刻そうな感じに聞こえるのは、気の所為か?




《今、平気か?》



「うん、大丈夫だけど。

何があったの?」




《ああ、実は……理緒が連れ去られた。》




「えっ!!」



私はその言葉に、驚きで目を見開いたのだった。

知らせ1→←Storyー神



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2018年6月16日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。