希望の光を追い求めて【名探偵コナン】3 (ページ42)

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小話2 ページ42

叔父さんと赤井さんの話は終わったのか、こっちを向いた叔父さんは、話し始めた。

「さっき話していた、人間の駆逐とはいつ起こるんだね？」

結構グレーゾーンな質問だなぁ。

「それはまだ話せないかな。

でも、いずれ起こると言われてる。」

「起こると言われてると言うことは、起こらない場合もあるのか？」

その質問をしたのは赤井さんだった。

彼は相当頭が切れるらしい。

「さあ。

それを決めるのは、血の呪いだから……」

そう言って解答を濁せば、赤井さんは納得していない様な表情をして、続けて話す。

「血の呪いとは何だ？

それが呪われた子と呼ばれる所以なんだろうが、話してくれないか？」

それは話せないな。

私は首を振り、拒絶を示す。

「それ話せない。

知るにはまだ早すぎるよ、赤井さん。」

そう伝えれば、彼はため息を吐いた。

「八方塞がりだな……」

そう言って赤井さんはもう質問して来なかった。

「A、もう聞くのはやめよう。

ただし、アイズ君から許可がもらえたなら、話してくれ。」

「うん、分かった。」

一先ず一件落着かな。

まだブレードチルドレンの秘密を知るには少し早い。

何せ、神と似て非なる者(コナン君)が、まだ神(清隆)のお眼鏡に叶っていないのだから。