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招待3 ページ36

「それでだ、ゲームは俺達に任せると清隆は言った。

丁度理緒から預かった物がある。

それを使おうと思ってる。」




「分かった……。」




清隆が絡む以上、私は彼には逆らえない。



彼の望む通りに、私は動かなくてはいけないのだ。




「因みにお前の分のチケットは、ある人物が持って来るそうだ。

清隆は、お楽しみだと言っていた。

伝言は以上だ。」




ある人物と言うのが気になるが、私は頷いた。




そうしてアイズは、コナン君に視線を向ける。






「えっと……お兄ちゃんは、僕に何か用?」





「ああ。

Aから聞いてる。

君が神様だと言うことをな。」





「神様?

僕が……?」





「探偵なのだろう?」





「うん、そうだけど……」




コナン君は、少し困った様な表情をする。



だが、すぐに何かを思い出したかの様な表情をして、コナン君は口を開いた。





「もしかして、お兄ちゃんって……

アイズ・ラザフォードさん?


世界的に有名なピアニストだよね?」





「ああ、そうだ。」




アイズはそう言って、ポケットから白い封筒を出すと、しゃがんでコナン君に差し出した。




「君にプレゼントをやる。

今度の俺の日本公演のチケットだ。

それは何人でも呼ぶことができる。

君にとって、優秀な人材だと思う者達を選定し、公演に来て欲しい。」




「優秀な人材……?」



私は見ていられなくて、顔を逸らした。





コナン君はもう、引き返せない。




それを思い知らされたのだ。




神である清隆の前では、何も出来ない自分が歯がゆい….…



そう感じて、下唇を噛んだ。

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作者名: | 作成日時:2018年5月11日 20時

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